2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

フィンテックベンチャーの裏側で

一方、フィンテックベンチャーの裏側で、規制に縛られた銀行業務を受託して行う既存銀行も出てきた。 例えばニュージャージーのクロスリバー銀行は、もともとは地元の超正統派ユダヤ教徒コミュニティのために作られた銀行(※4)だ。それが、シリコンバレーの…

異業種参入とベンチャー投資の巨額化

規制のぬるま湯の中、シリコンバレー的ベンチャー界がどれだけ「フィンテック!」と叫ぼうが、しょせんはゴマメの歯ぎしり、対岸の火事。そう、長いこと悠然と過ごしてきたのだが、ここ数年、急に足元に火がついた。まず、グーグルやアップルによるモバイル…

儲かるシステムに安住してきたアメリカ金融界

アメリカの金融業にはあまり闇の世界がない。乱暴者で違法ドラッグを売るギャングはいるが、漫画「闇金ウシジマくん」のような、違法な高利貸しや臓器提供を強制する取り立て屋の話はそうそう聞かない。その理由は、合法的に相当ひどいことができてしまうか…

AI時代。人間側の「恐れ」をどう払拭するか

例として挙げたのが、ヒアセイが先ごろ発表したアドバイザーや保険代理店向けの新サービスだ。アルゴリズムが顧客への返信を自動生成するというサービスだが、導入当初はとんでもない文案が出てくることがあった。たとえば、顧客にハッピーバースデーを言う…

最良の道は「人間参加型」関係構築

AIの導入が進めば進むほど、ロボット的思考をしない人材を求める企業が増えてくることはわかっている。「テクノロジーと競合するのではなく、相補うようなスキルを伸ばすように努めなくてはならない」とコプリンは言う。「エクセルより早く計算できるように…

雇用が奪われる一方、新たな創出も

機械学習(それがロボットによる作業の自動化であれ、高度なデータ分析であれ、AIであれ)は今後、間違いなく職場のありようを変えていく。それによりいくつの職が失われ、いくつの新たな職が生み出されるかについてはさまざまな推測がなされている。世界経…

AIツール導入で泣き出した中年社員

昨年、ヒアセイ・システムズの創業者クララ・シーは、保険関係の取引先への定期訪問に立ち会っていた。ヒアセイは15万人以上のファイナンシャルアドバイザーや保険アドバイザーに対し、顧客との関係や作業工程の改善のための人工知能(AI)を使ったツールを…

野村、11月に入り急激に顧客アクティビティ低下

(ブルームバーグ): 野村ホールディングスの永井浩二最高経営責任者(CEO)は、今期第3四半期(2018年10ー12月)の動向について「11月に入り個人・機関投資家とも急激に顧客アクティビティが低下している」と述べ、足元は厳しい状態との認識を示した。…

即位10連休法案が衆院通過

皇太子さまが新天皇に即位される来年5月1日と、即位礼正殿の儀が行われる10月22日を来年に限って祝日とする特別法案は4日の衆院本会議で、共産党を除く与野党の賛成多数により可決され、衆院を通過した。参院に送付され、今国会で成立する見通し。祝日法の規…

水道「民営化」法、成立へ

自治体が水道事業の認可を受けたまま、運営権を民間企業に委託する「コンセッション方式」の促進を盛り込んだ水道法改正案は4日の参院厚生労働委員会で、与党や日本維新の会などの賛成多数で可決された。5日の参院本会議で可決され、衆院の審議を経て今国会…

受精卵のゲノム編集、「基礎研究」は容認 指針案を了承

文部科学省の生命倫理・安全部会は4日、狙った遺伝子を効率よく改変できる「ゲノム編集」を人の受精卵に施す研究について指針案をまとめた。不妊治療などの基礎研究に限って認め、人や動物の母胎に戻して妊娠させることは禁止する。厚生労働省や内閣府の同様…

米財務長官、中国は90日で「具体的な何か」示す必要 期限は2月末

【12月4日 AFP】スティーブン・ムニューシン(Steven Mnuchin)米財務長官は3日、関税引き上げを90日間猶予することなどで合意した米中首脳会談に関して、本物の合意を築くには中国側が向こう90日の間に「具体的な何か」を示す必要があるとの考えを示した。 …

仏全土で燃料税引き上げに対する抗議デモが広がる

今回のデモは先月、政府が環境汚染対策の財源とする燃料税の引き上げを発表したことに対する抗議行動だ。 この抗議デモは2週間に渡ってフランス全土で行われており、死傷者も多数出ている。 これを受けてフランス政府は4日、来年1月1日に予定していた同税の…